俳優で歌手のフランク・スタローン（７０）は兄シルベスター・スタローン（７４）から、非常階段に軍事用手錠でつながれたことがあるそうだ。映画「ロッキー」などで知られる有名俳優の兄との関係について語ったフランクは、子供の頃は「拷問を受けた」と表現している。

　フランクはＢＡＮＧショービズとのインタビューでこう明かした。「兄からは拷問を受けたよ。近くの軍隊ショップに一緒に行った時のことを覚えてる。当時、ああいうミリタリーショップってすごくてね。第二次世界大戦とか韓国製の本物の軍隊用品が売ってた。それにすごく安かったんだ。だから兄はいいことを思いついてしまったようでね。たしか、うちの両親から少しお金をくすねて、たぶん２ドルとかだったと思うけど、黒い軍事用の手錠を買ったんだ」

　フランクは「それで『こっち来い、話がある』って言ってきて、非常階段に呼び出されたら、手錠でつながれて放置されたんだよ」と続ける。「そのあと、うちの父が非常階段を上ってきて、『何やってんだ？』ということになった。兄がそんなに安く買えたのは、鍵がなかったからなんだ。それで、両親が救急隊に助けを求め、手錠を切ってもらう羽目になったのさ」

　ドキュメンタリー番組「スタローン：フランク、ザット・イズ」でも様々なエピソードを明かしていたフランクは、シルベスターと隣り合わせで借りていたニューヨークのアパートで、２人の部屋の間を取り壊し、「ルームメイト」になったという話も明かした。

　「たしか月８０ドル（約８４００円）とかで借りていた部屋で隣り合わせで住んでいてね。当時僕は路上でバスキングをしてた。そう呼んで良いと思うんだけど。すごく寒い中ね。肩より長く髪の毛をのばし、座って歌を歌ってた。２０歳くらいだと死というものを考えないものだよね」と若い頃を振り返っていた。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ／デイリースポーツ）