瞑想にはまった演技派俳優 コロナ禍には平常心保てず「全世界がすっかり変わっていた」
ジャレッド・レト(49)は、雑音から遮断されたリトリートから帰宅した際、ゾンビによる世界の終末に出くわしたかと思ったのだそうだ。昨年3月、電話やテレビまた他のメディアへ一切アクセスのない2週間の瞑想の旅に出かけたジャレッドだが、瞑想の教師達が新型コロナのパンデミックによりアメリカが都市封鎖に踏み切ったことを参加者に知らせないことにしたため、ロサンゼルスに戻った際、物事の変わり具合に大変なショックを受けたという。
米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショウ』に出演したジャレッドは司会のジミー・ファロンに、こう語った。
「僕が出かけた時は、150件ぐらいの症例だったのに、帰ってくるまでのほんの短い時間に、都市封鎖と非常事態宣言という状況になっていて、全世界がすっかり変わっていた。彼らは『参加者の心を乱すのはやめよう』と決めたみたいだから」「L.Aに戻ってくるまで、携帯の電源を入れなかった。帰りの道のりで車を運転しながら、心を穏やかに禅の心の状態に保とうと必死だった。リップ・ヴァン・ウィンクルになった気分だったよ。どんなにショックを受けたか分かるだろう?」
また、リトリートで学んだばかりのストレスの「素晴らしい対処法」も効かなかったそうで「ショックだったよ。ストレスや人生の様々な事に対処する素晴らしい方法を教えてもらったんだけど、当初我々全てが経験した事に対する準備は誰にも出来なかったと思うよ」と続けた。
そんなジャレッドは以前、12日間に渡り砂漠で完全に世間と隔離された生活を送り、新型コロナがパンデミックにまで悪化していることを知らなかったショックをツイッターに綴っていた。「ワオ。12日前、僕は砂漠で沈黙の瞑想を始めた。世間から完全に隔離されていた。電話もなく、一切誰とも連絡を取らなかった」「施設の外の状況など全く知らなかった。昨日、施設を出たら全く違った世界になっていた」「永遠に変わってしまった世界だ」「ショッキングという言葉じゃ表し切れない。世界中の友達や家族からメッセージが入ってきて、状況を把握しているところ」「みんなとその周りの人たちが無事なことを願っている。みんなにポジティブなエネルギーを送るよ。外出せず、安全を保って」(BANG Media International/デイリースポーツ)