俳優でコメディアンのサイモン・ペッグ（５０）が免許停止処分を受けたという。サイモンは、昨年１月、法廷速度４０マイル（約６４キロ）の北ロンドンの中央分離帯のある道路を６３マイル（約１０１キロ）で走行していた際、３年間で４度目のスピード違反の切符を切られ免停となった。

　今週サイモンは、ウィンブルドン治安判事裁判所から４点を下されたことにより違反点数が合計１３点となったことから、６か月の免許停止となった。また、自身が運転するメルセデスベンツのハイブリッド車がスピード違反したことを認め、罰金６６０ポンド（約９万４０００円）と手数料８５ポンド（約１万２０００円）の支払いも命じられた。

　サイモン本人は出廷しなかったものの、サイモンの弁護士によると、サイモンは有罪を認め、過去の過ちを深く後悔しており、全面的に責任を取る意向だという。

　一方サイモンは最近、２０００年代後半にアルコール依存症で苦しんでいたことを明かしていた。「（友人でコラボレーターの）ニック（フロスト）は知っていたと思う。彼はそれを認めようとはしなかった。恐ろしいことだからね。とてもプライベートな地獄にいたんだ。他の人には大丈夫なように見せようとした。自分が病んでいないという現実を作って、それを信じようとするけど、実際は明らかに病んでいて、とても惨めで、気持ちを変えるために酒を飲むか、何かしている。奇妙な感じの二重人格さ」

　その後サイモンは依存症の治療のためリハビリ施設に入ったそうで、退所後最初に出演した作品『ミッション：インポッシブル／ゴースト・プロトコル』のおかげで立ち直ることができたそうだ。「彼らはとても親切だった。必要であれば出てこれるように僕の家族を待機させてくれた。俳優としての問題の一つは、離れることによる不安だ。家族と離ればなれの時間が長いからね。僕には赤ん坊が生まれたばかりだったし、長い間離れているのが気掛かりだった。だから、彼らは僕が安心して快適にいれるよう力を尽くしてくれたんだ」（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ／デイリースポーツ）