止まらない虐待告発 元婚約者に訴えられたミュージシャン 人気女優も性的暴行受けた
マリリン・マンソン(52)が「ゲーム・オブ・スローンズ」のロス役で知られるエスメ・ビアンコ(38)から身体的及び精神的な虐待を受けたと告発されている。エスメは以前、ドメスティックバイオレンスを伴う交際で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っていることを明かしていたものの、その相手の名前は伏せていた。
これまでに元婚約者のエヴァン・レイチェル・ウッドなど、複数の女性から虐待や性的不品行を告発されているマンソンだが、エスメはマンソンと交際中だった2011年にロサンゼルスで2カ月間同棲した際、「囚人」のように感じ、身体的な傷やPTSDを負ったと告白している。
10代のエスメにとって、マンソンは「著しく暗黒で困難な時期を過ごした自分を助けてくれた偉大なロールモデル」だったそうだが、その後「自分や多くの女性をほぼ破壊したモンスター」へと変わっていったという。
エスメは2005年、マンソンの当時の妻ディタ・フォン・ティースを介してマンソンと知り合ったそうで、夫妻が2007年に離婚した後も連絡を取り続けていた。
その2年後、当時結婚していたエスメはマンソンから「アイ・ウォント・トゥ・キル・ユー・ライク・ゼイ・ドゥ・イン・ザ・ムーヴィ」MVへの出演依頼を受け、その内容が「誘拐」をテーマにしていることから、手荒く扱われるふりをしてほしいとマンソンから言われた上で同MVに出演。その撮影セットでマンソンから身体的及び性的暴行を受けたとザ・カットのインタビューで明かしている。
また、エスメはマンソンにナイフで腹部を切られたこともあるそうで「ただ横たわっていたのを覚えているわ。抵抗はしなかった。あれは私が希望や安全といった全ての感覚をついに失った瞬間だった」と振り返る。
さらに2011年5月には、斧を持ったマンソンに家中を追い回されたそうで「彼が望むままに行ったり来たりしていた。私が誰と口をきけるのかは彼が完全にコントロールしていた。私はクローゼットに隠れて家族に電話していたの」と当時の状況を説明した。
その後、エスメはマンソンと別れた後、何年も悪夢を見たりパニック障害を患ったと明かしており、そのことにより「ゲーム・オブ・スローンズ」終了後にキャリアが脱線してしまったとして「当時、私の人生に向き合うことができなかった。彼が私にしたことによってね」と話した。
一方のマンソンは自身に対する虐待などの告発内容を否定している。(BANG Media International/デイリースポーツ)