LGBTだとカミングアウトした有名歌手、同性婚「拒否」を表明したローマ教皇を批判
世界的歌手であるエルトン・ジョン(73)が、同性婚を拒否するとしたバチカンの発表を強く批判した。15日に同国がカトリック教会は同性婚を「祝福できない」と声明を出したことを受け、エルトンはバチカンとローマ教皇フランシスコに対してツイッターに強い批判の言葉を投稿した。
エルトンはスターになるまでの軌跡や、夫デヴィッド・ファーニッシュとの結婚なども描いていた伝記映画『ロケットマン』の製作にバチカンが巨額を投資したことを指摘、LGBTQの話で利益を得ているにも関わらず、同性婚を認めないというのは「偽善」だとした。
「同性婚は『罪』だから祝福をしないと言いつつも、『ロケットマン』という僕のデヴィッドとの幸せな結婚に至るまでを描いた映画に喜んで巨額を投資して利益を得るのは良いって、バチカンはどうなってるんだ?偽善だ」とツイートしている。
デヴィッドとの間に10歳と8歳の息子を持つエルトンは、そこにバチカンが『ロケットマン』と『メン・イン・ブラック:インターナショナル』に450万ドル(約4億9000万円)を寄付したことが記されているバチカンの出資を記載した2019年の記事のスクリーンショットも掲載している。
バチカンは今回の発表の中で、同性愛者は祝福を受けることはできるが、同性婚を認めることは出来ないとしていた。(BANG Media International/デイリースポーツ)