「心臓にナイフが刺さったような感じ」…ジェシカ・ウォルターの死去に人気映画監督も悲痛
米人気女優のジェシカ・ウォルターが死去した。80歳だった。ドラマ『ブル~ス一家は大爆走!』や『アーチャー』などで知られるエミー賞受賞経歴もあるジェシカが、ニューヨークの自宅で睡眠中に息を引き取ったことを娘のブルック・ボウマンさんが明らかにした。
「重い心をもって、私の愛する母ジェシカが他界したことをお知らせします。60年間活動を続けてきた俳優の母の一番の楽しみはスクリーンの内外でストーリーを語ることで人々に喜びをもたらすことでした。母の遺産は、その仕事を通して生き続け、また母はそのウィット、気品、そして人生を謳歌していたことで思いだされるでしょう」と声明には綴られている。
特にテレビドラマの世界で活躍したジェシカは、1975年、自身が『鬼警部アイアンサイド』で演じた役を主役にしたスピンオフ番組『エイミー・プレンティス』でエミー賞を受賞、またキャリアを通して2度ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされているほか、『新ビバリーヒルズ青春白書 90210』にもレギュラー出演していた。
『ブル~ス一家は大爆走』では狡猾な母ルシル・ブルース役を演じ、お茶の間でお馴染みの顔となっていたジェシカについて、同番組の7エピソードでジェシカを監督したポール・フェイグは、「とても面白く、とてもユニーク」と称賛、ポッドキャスト番組『ザ・ラスト・ラフ』の収録直前にジェシカの訃報を受けたそうで、同番組でこう話していた。「非常にショックを受けました。深い悲しみの中にあります」「ジェシカ・ウォルターが大好きでした。彼女はとても面白くてとてもユニーク、彼女自身のドラムの鼓動に合わせて行進していました。彼女はいつも何か違った、予想を裏切る面白いやり方を持っていたんです。そして最高の方法でセリフを操り、ジョークや瞬間を売ることができました」「(ジェシカの訃報は)心臓にナイフがささったような感じでしたね」(BANG Media International/デイリースポーツ)�