米国人のトップデザイナーが、NYにファッションビジネススクールを開校
ファッションデザイナーのトミー・ヒルフィガー(70)がニューヨークのリベラルアーツ系大学、エルマイラ・カレッジにファッションビジネスの学校を設立した。弟のアンディと妹のベツィーと共に、教育施設を作ったトミー、経営学コースの一環として学生らにビジネスの知識を教えたいという。
ヒルフィガーはWWDにこう話す。「エルマイラ・カレッジとのパートナーシップはこの地域と私の個人的な繋がり以上のものを反映しています。ファッション業界には新しい才能が絶え間なく流れ込んできており、ビジネスに関する直接の知識や経験を伝えるこのプログラムが、気鋭のデザイナーや起業家らの形成に役立つことでしょう」
トミー、アンディ、ベツィーの3人は同カレッジがあるニューヨーク州エルマイラ市育ちで、トミーは1969年、最初の店舗となる「ピープルズ・プレース」を同地にオープン、「僕の故郷であるニューヨークのエルマイラにお返しがしたいんだ。そしてファッション業界を目指し勉強する学生らをインスパイアしたい。家族ともどもエルマイラ・カレッジとは長い付き合いだし、ここにビジネスプログラムを追加するのは素晴らしいと思ったんだ。トミー・ヒルフィガー・ファッション・ビジネス・スクールの開校は家族と僕にとって最高の試みだよ」と続けた。
一方、今年開始予定のそのプログラムについて、同カレッジのチャールズ・リンゼイ学長はこう話す。「グローバルな仕事場での変わりゆくニーズ、そして包括的教育体験といった学生らの期待に我々は順応する必要があります。未来の仕事場は更に複雑になることでしょう。トミー・ヒルフィガー・ファッション・ビジネス・スクールのようなプログラムや協力関係が、リベラルアーツと専門教育の橋渡しとなり、学生達を成功へと導くのです。ヒルフィガー家のサポートに感謝しつつ、2021年秋の初プログラムに参加する学生に会えることを楽しみにしています」としている。(BANG Media International/デイリースポーツ)