秘密工房でデザイン!人気歌手のスニーカーがオークションに 落札予想価格は1億円超
カニエ・ウェスト(43)のスニーカー「エア・イージー」のプロトタイプがオークションに出品される。サイズ12(30センチ)、本人が2008年のグラミー賞で履いていたもので、落札予想価格は100万ドル(約1・1億円)を超え、オークションハウスのサザビーズ史上最も高額なスニーカーとなる可能性があるという。
ブラックレザーに褪せたナイキのスウォッシュが目をひく同モデルは米オレゴン州にあるナイキの秘密工房、イノベーション・キッチンにてカニエとマーク・スミスによりデザインされたものだ。
今回のプライベートオークションに先駆けて、出品者でコレクターのライアン・チャン氏は16日から21日まで香港のコンベンション・アンド・エキシビジョン・センターにて同アイテムを展示する予定だ。
「イージー」ラインでビリオネアになったカニエだが、2015年にはアディダスとパートナーシップを締結。同年にアパレルコレクション「イージー・シーズン1」が発表されていた。
ちなみに2012年にカニエはベイシング・エイプとナイキのためにスニーカーをデザインし、3つのモデルを制作するも、その5年後にはナイキからのロイヤリティの支払いがないことを理由に契約を終了していた。
2012年に発表された「ナイキ・エア・イージー2」について、「エア・ジョーダンと同等のレベルでインパクトがある初めての靴だ。やりたいことはもっとあったが、当時ナイキはセレブリティに対して靴のロイヤリティの支払いを拒否していた」とカニエ。その後、ロイヤリティの支払いを約束したアディダスと契約を結ぶも生産数は絞っているそうで「セレブリティの商品が売れる要件はその希少性だ。あまりに広く行き渡ると、そのビジネスモデルは崩壊する」と続けていた。(BANG Media International/デイリースポーツ)