大人気ドラマの最新シリーズ悪趣味が過ぎた?監督自ら男性ストリッパー部分をカット
ザック・スナイダー監督(55)は、今月ネットフリックスで配信開始予定の新作『アーミー・オブ・ザ・デッド』からゾンビのストリッパーのシーンを削除したという。雇われ兵の軍団が、ゾンビが大量発生して隔離状態にあるラスベガスで、一攫千金をかけて強盗を計画するといった内容の同作は、ゾンビ化したピアニストのリベラーチェやエルヴィス・プレスリー、馬や虎などが登場するなどインパクトの強いシーンが満載となっているが、スナイダー監督はある時点で度が過ぎたと感じたという。
スナイダー監督はサンデー・タイムズ紙に「一部噛み取られた大きなペニスを持った男性ストリッパーが出てくるシーンがあってね。僕達は、あれはやり過ぎだって思ったよ」と語った
一方、同作では封鎖エリアで人間を検温するシーンなど、パンデミックの現状を彷彿させる点があるものの、撮影は新型コロナウイルス感染拡大前に終えていたことから、それはただ単なる偶然だったという。「全て偶然さ!でも目の前で起こっていることを考えると、この映画がカタルシスとなるのか、恐ろしいものとなるのか分からなかったよ」
またゾンビをテーマにしているものの、人々が身近に感じられる「社会の解説」を入れることを重要視したとして「(ホラー映画の巨匠)ジョージ・ロメロは、全て社会の解説だと言った。だから僕達も、この映画でそうする義務があると感じたんだ」「少し社説を書くような感じで、ゾンビ映画は、人としての自分達を話すには素晴らしい場所だよ。僕達のはモンスター映画で、僕達がモンスターなんだ。サイエンス映画というより社会的な映画だ。サイエンスの部分は結構怪しいからね」と続けた。