人気歌手の父が57歳で他界 関係者「いつか和解できることを望んでいた」
歌手のアデル(33)の父マーク・エヴァンズさんが死去した。57歳だった。アデルとは長年口をきいていない状態にあったエヴァンズさんが、がんの闘病生活の末に他界したという。
関係者はザ・サン紙にこう話す。「マークの遺族はもちろんとても悲しんでいます。彼はアデルといつか和解できることを望んでいましたが、結局最後まで険悪な状態でした。彼は何度か関係修復を試みましたが、遅すぎたんでしょう」
アデルはわずか3歳の時に出ていったという父との関係について何度か口にしており、父が「嫌い」なわけではないものの、自身が有名になるにつれてさらに状況は悪化していったと話していた。
2013年に大腸がんであることを明かしていたエヴァンズさんは、アデルと元夫サイモン・コネッキーの8歳の息子アンジェロ君に会ったこともなかったというが、アデルが2015年に発表したアルバム『25』が娘との関係の癒し的役割を果たしていたと話していたこともあった。
その険悪な関係が「誤解によるものだ」とエヴァンズさんは言っていたが、2017年のグラミー賞のスピーチでアデルは自身のマネージャーのことを「父親のように愛している」と口にしていたほか、最優秀アルバム賞を受賞した際に感謝している人々の名前を挙げた中にも父親の名はなかった。