米有名ミュージシャン 元アシスタントが性的暴行で訴訟「恐ろしく暴力的な上司」
米国のミュージシャン、マリリン・マンソンの元アシスタントが性的暴行、暴力、嫌がらせを受けたとして訴訟を起こした。ここ数カ月の間に複数の女性から性的暴行で訴えられているマンソンだが、アシュリー・ウォルターさんは「アシスタント時代に力やセレブリティとしての地位、コネがあることを悪用して苦しみ傷つけられた」としている。
ウォルターさんと担当の弁護士は18日、ロサンゼルス郡上位裁判所に訴状を提出、ブライアン・ワーナー(マンソンの本名)は恐ろしく暴力的な上司で、48時間連続で働かされたこともあったという。
更にマンソンは友人らに、ウォルターさんの同意なしに身体を触っても構わないと話していたそうで、性的暴行、マインドコントロール、心理的ないじめに陥る環境をマンソンは作っていたとウォルターさんは主張している。
2010年にマンソンがマイスペースを通して、当時26歳のウォルターさんが撮影した写真作品を気に入ったとメッセージを送ったことで2人は出会ったそうで、その後アシュリーさんはハリウッドにあるマンソンの自宅を訪問、マンソンの描いた絵画を見せられたほか、コラボレーションを話し合ったという。しかし午前2時になって帰ろうとしたところ、駐車場は朝7時まで開かないと告げられ、写真撮影をしようと提案してきたマンソンにシャツを脱ぐよう指示されベッドで性的暴行を受けたそうだ。
その後、マンソンから自分のパーソナルアシスタントにならないかと頼まれ、当時の仕事の2倍の給料を約束されたというウォルターさん、この訴えに対してマンソン側の弁護団は事実無根と発表している。
最近マンソンは元交際相手で『ゲーム・オブ・スローンズ』出演で知られる女優エスメ・ビアンコから、同棲期間中、物理的、精神的に虐待を受けたとして訴訟を起こされていた。ロサンゼルスの家で2か月間生活を共にしている間、身体に傷ができPTSDに悩まされ、囚人のように感じていたというエスメは、許可なく「お尻、胸、性器を叩かれ、噛まれ、切られ、むちで打たれた」としてレイプと性的暴力でマンソンを訴えている。