有名女優 アカデミー賞ノミネート作品出演はギリギリだった「最後にやってきた」
ポール・フェイグ監督が、2011年のコメディ映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』に女優でコメディアンのメリッサ・マッカーシーの出演が決まったのはギリギリだったことを明かした。
ジュリア・カニンガムによるポッドキャスト番組に出演したフェイグは、「メリッサはギリギリ最後にやってきました。この界隈で面白いという女性みんなのオーディションをしましたが、あの役に最適な人は見つからなかったのです。そこにメリッサが来て、あの役を全く違うように演じたんです」「彼女が部屋を出ていった時、僕たちは、文字通りハイタッチして大喜びしましたよ」と説明した。
同映画は評価面でも収益的にも成功を収め、フェイグにとってファミリーコメディ映画『エアポート・アドベンチャー クリスマス大作戦』で大コケして以来の大きな巻き返しとなったそうで、「『エアポート・アドベンチャー クリスマス大作戦』で酷くコケたから、映画の刑務所にいたようでした。ある日、僕のエージェントから『結婚式の映画はまだ生きてるぞ』って電話が来るまで、精神的にも辛い所にいましたね」と続ける。
同物語はクリステン・ウィグ扮する主人公のアニー・ウォーカーが友人の結婚式を目前に数々の大惨事を経験してしまうという内容だが、フェイグは同作をロマンティックコメディに仕上げるつもりはなかったそうだ。「女性の友情についてで、ロマンティックな関係は人生を乗り切ったご褒美みたいなものです。映画のその後の話で、別れていたって構わないのです」
またフェイグは、「悪役」を同作には取り入れたくなかったそうで、観客が映画の登場人物たちに共感を得るような映画が良いコメディと考えているという。�