2007年に死去「神の声」パヴァロッティの新作ミュージカルが製作中
故ルチアーノ・パヴァロッティを描いた新作ミュージカルが制作中という。2007年9月に71歳で他界した「神の声」と呼ばれたテノール歌手、パヴァロッティの舞台が、この夏にもロンドンでお披露目される見込みだ。
この作品に向けては、パヴァロッティの名曲の数々がリマスターされており、演出を手掛けている「グレイテスト・ショーマン」のマイケル・グレイシーは、あまりに聞きすぎたことから「誰も寝てはならぬ」は「逆からでも歌えそう」だと冗談を飛ばしている。
パヴァロッティは生前、遅咲きだったことで、観客を前にして歌うことの喜びを一層実感できたと明かしていた。2005年のインタビューの中で「最初は小学校の先生だった。そして1961年4月21日、テノール歌手となった。あの日は、ミュージシャンとしての自分にとってとても意味ある日だ。オーケストラと共にステージから観客に向かってオペラを歌えるということは、とても特別なことだ。『こんな風に歌って、どんどん上手くなれば、これが職業となる』と自分に言い聞かせたよ」と振り返っている。