米人気女優 ペネロペに隠していた辛い過去を告白「私は彼女を守っていた」
米女優のサルマ・ハエックは、ハーヴェイ・ワインスタインからのセクハラを打ち明けなかった事でペネロペ・クルスから怒りを向けられたという。サルマは以前、性的暴行とレイプの容疑で23年の実刑判決を受けたワインスタインから、2002年『フリーダ』の製作中に不適切な行為を受けたと告発するも、当時はその事実を伝えないことで仲間とキャリアを「守る」ために最善を尽くしていたと主張していた。
サルマはサンデー・タイムズのスタイル誌にこう語る。「(隠していたことに)ペネロペみたくとても怒った人もいるけれど、私は彼女を守っていたの」「私は二人のやりとりに目を光らせていたけれど、彼はペネロペを狙うことは無かったわ。彼ら(ミラマックス)は最高の映画を作っていたし彼女は私のような問題も無かった。もし私が話していたら、彼女が良いと思って選択したキャリアに影響を与えていただろうから」
更にサルマは、2017年のニューヨーク・タイムズ紙の記事の中でワインスタインとの経験を明かしており、振り返ざるを得ない時が来るまで「良く生きてこれた」と自分に感謝したそうだ。「記事を書く前は、それは終わった事で、私は見事に生き延びたと思っていたの。彼に会って笑顔を見せ、何事もなかったかのように振舞うことが出来るまでにね。本当に強くなった」「彼は私から欲しいものを得られず、私は私のような人として、とても重要で意味のある映画を作ったわ。私のような人とはメキシコ人という意味じゃなく、私のような女性と言う意味」「『フリーダ』は、『私は誰かみたいになる女性ではない、自分の個性のために戦う』と言った女性なの」「突然トラウマがよみがえってきた。完治したと思っていたのに、隠れていただけだった。どこからともなく戻って来て、それとどう付き合っていけばいいのか理解するのに長い時間がかかったわ」