サッカー・イングランド代表への人種差別をセレブが糾弾 ウィリアム王子も憤り

 ディディことショーン・コムズが、イングランド代表サッカー選手への人種差別を非難している。11日の欧州選手権決勝のイタリア戦でPKを外したマーカス・ラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカ選手らに対してSNSで人種差別的発言が繰り返された件でディディはその投稿者らを咎めたかたちだ。

 自身のインスタグラムに、ラヒーム・スターリング含め4人の黒人選手の写真を投稿したディディはこう綴る。「君らキングのために俺たちは立ち上がる。フィールド内外での君らの努力に対する誇りとともに常にサポートし続けるさ。インスパイアし続けてほしい。愛を込めて。そして人種差別者共へ、カス野郎」

 このディディの投稿には多くのセレブも支持。ナオミ・キャンベルはハートの絵文字、デビッド・ベッカムは「ディディの言う通り。僕らの国、そして子供たちをインスパイアし続けてくれる僕らのボーイズを誇りに思う」と返信した。

 ほかにもレナ・ヘディが4選手を称えるコメントを、一方、ウィリアム王子は今回の人種差別騒動にこう憤りを見せている。「昨夜の試合後のイングランド代表選手への人種差別を知り気分を害しています。こういった忌まわしき行動に選手たちが耐え忍ばなければいけないのは言語道断です。今まさに止めなくてはいけないことで、今回のことに関わった人々は全員責任を取るべきです」

 一方、イングランド代表監督のガレス・サウスゲートはこう話している。「単に賛同できるものじゃありません。我々は人々をまとめ、彼らを国の代表チームとの繋がりへと導く灯台であります。代表チームは全ての人のためのものです。ですからその団結は継続していかなければなりません」「我々がエネルギー、ポジティブさが一丸となった時、その国の力が現れます。このチームをサポートする人々はイングランドを代表していることを忘れないでほしい。私たちが支持するものを皆さんも代表しているのです。この社会の多くの場所へとポジティブな影響を与えることができましたが、全ての場所に波及することはできません。それらの場所にはまた別の人々が責任を持つのです。我々はより良い社会を目指し、たゆまずともに働き続けなければいけません」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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