実父と骨肉の争いの人気歌手 父排除を目論むも失敗、ステージ活動中止を宣言

 歌手のブリトニー・スピアーズは、父親が成年後見人でいる限りライブをやるつもりはないという。父ジェイミー・スピアーズの共同後見人からの排除、更に現在は同制度自体の終了を求めているブリトニーだが、今回インスタグラムに投稿したダンス動画で、コンサートに関する発言権が自分に与えられるまでステージに立たないことを宣言した。

 ブリトニーはこう綴る。「私のダンス動画を批判する人たちへ。言っとくけど私はステージでパフォーマンスするつもりはない。父親が自分の着るもの、喋る内容、する事、考えを管理する限りはね!過去13年そうだった。私と握手もできないほど、大麻でハイになっていて、私が接触陶酔に陥ってしまう観客がいるベガスのステージよりも自分のリビングルームからの動画のシェアを選ぶ。そんなステージも気にならなかったけど、スパにも行きたかったわ!厚化粧してステージにまた立ち、自分の曲のリミックスをする権限もなく、ファンのためにどうか自分の新曲をショーに組み込んで欲しいと頼み込む。そんなのは止めた!」

 そして妹のジェイミー・リン・スピアーズが2017年のラジオ・ディズニー・ミュージック・アワードにサプライズで登場し自分の曲を歌ったことについて、「妹が式典に出て、自分の曲をリミックスで披露したのは酷い話。通称サポートシステムは私を酷く傷つけている!」と批判した。

 更に自身と同制度に関する複数のドキュメンタリー作についてブリトニーはこう矛先を向けた。

 「この成年後見人制度は私の夢を殺した。この世界で唯一殺すことができないものが希望、私にはそれだけがある。依然それを殺そうとする人々がいるけど!ドキュメンタリーの類が過去の屈辱的な出来事を蒸し返している。そんなの私はとっくに通り越しているし、どれだけ長い間この状況にいるんだか!おとぎ話のような希望を持ち続けている私を奇妙だと言っている女性たちへ。消え失せろ!」

 「さっきも言ったけど今私にあるのは希望だけ。何だって私は投稿できるから皆ラッキーよ。もし投稿を見るのがいやならアンフォローすればいい!人は希望を殺そうとする、なぜならそれは儚く壊れやすい存在だから!馬鹿げたおとぎ話をこれから読むわ!私がリビングルームで大切なお尻でダンスしてるのを見たくない、もしくはそれがあなたの基準に達していないなら、本でも読めばいい!」

 先月同制度は「虐待的」と訴えていたブリトニー、共同後見人だった資産管理会社ベッセマー・トラスト・カンパニー・オブ・カリフォルニアがその任務から手を引き、担当の弁護士サム・インガムもその役職から降りていた。

 そして今週ブリトニーは新たな弁護士マシュー・ローゼンガルトを雇い出廷、判事に対し父親を「後見人の立場誤用」の罪で裁いて欲しいと訴えていた。

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