お騒がせ歌手と結婚した俳優「薄っぺら」な人生に気付く
俳優デヴィッド・ハーバーは、ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のおかげで自分の人生が「薄っぺら」なことに気が付いたという。『ストレンジャー・-』は1980年代の架空の町ホーキンスを舞台に、超能力と超自然現象などを研究する政府の研究所近辺で、超能力の少女が邪悪な生物と戦う物語。デヴィッドは自らが演じるジム・ホッパー署長が、ミリー・ボビー・ブラウン演じるイレブンの父親のような存在になっていくのを見て視点が変わったそうで、より充実した私生活が必要だと感じたそうだ。
2020年に歌手リリー・アレンと結婚し、リリーと前夫で画家のサム・クーパーの間の娘たちエセル(9)とマーニー(8) の継父であるデヴィッドは、ポッドキャスト番組『ザット・シーン・ウィズ・ダン・パトリック』に出演した際こう話している。
「私の人生は間違いなくこのドラマに助けられたよ」
「私はニューヨークのような都会の鼠タイプなんだ。自由と独立を好んでいた。そして、本当にこの役がその視点を大きく変えたんだ」
「この番組はいろいろな意味で私の心を開いてくれたよ。その1つは、家族がいない自分の存在がいかに薄っぺらいかを気づかせてくれたことだ」
そしてデヴィッドは、自身のキャラクターが「父親に成長する」姿を見たことで、それが「明らかに私の潜在意識が切望していたこと」だと分かったそうだ。
「演者と役柄との間に独特の錬金術があるから、それがこのドラマがこれほど成功している理由の1つだと思う」
「ホッパーには深く家族を必要としている何かがあり、私の中にもそんな何かがあったように感じる。でも私はそれに気づいてさえいなかった」
「私がこの役を探求し始めると同時に、この役も私に実生活を探求させたんだよ」