歌手のジェシー・ネルソンがイギリスで国民的人気を誇ったリトル・ミックスを脱退する直前に深刻なパニック発作を起こし、入院していたことを明かした。昨年１２月、およそ９年間に渡って活動していた同グループを脱退したジェシーは、メンタルヘルスの悪化を理由に挙げていたが、今になって初めて当時の状況の深刻さを明かしている。

　昨年１０月、ＢＢＣラジオ１のライブ・ラウンジ出演直前、深刻なパニック発作を起こしていたそうで、『スウィート・メロディ』のミュージックビデオ撮影後、メンタルヘルスの悪化が原因で入院することとなり、脱退を決意したという。

　２０１９年のＢＢＣドキュメンタリーの中で、体型批判や非難の言葉に精神的に追いつめられたことを明かしていたジェシーは、そのビデオ撮影の中でビキニを着たことで症状が悪化したのだそうで、ザ・ガーディアン紙に対し、「２週間でダイエットしてビキニを着るということで、追い込まれた気分になった。仕事にすごく落ち込んだ気分で行ったわ」と明かし、そのビデオ撮影の後に入院したことで母親から「もうやめなさい」と言われたと続けた。

　このジェシーの決断を全面的に支援してくれたメンバーたちは、３人でも十分だとジェシーは考えているそうだ。