グラミー賞3度受賞の大物歌手「セックス拒否を提案するわ」 中絶禁止法への抗議
歌手で女優のベット・ミドラー(75)が、テキサス州で先日施行された中絶禁止法への抗議として、セックスを拒否するよう女性達に呼びかけている。レイプや近親相姦などによる妊娠も除外とせず、殆どの人が妊娠と気づく以前の妊娠6週目以降の中絶を禁じている同州法は、中絶手術を行ったと疑われる施設や、その場所まで患者を車に乗せていった者、手術代を支払った者などに対しても個人が訴えることを可能としている。
同法に憤慨しているベットは、注目を浴びる抗議方法について、ツイッターでこう提案している。「全ての女性が、アメリカ連邦議会が選択権を保証するまで男性とのセックスを拒否することを提案するわ」「これは銃、発言、金、戦争についてではない。女性、彼女達の人生、身体、そして自主性についてよ」「それが法廷にお粗末な仕事をさせた。いいかげんで無視してね。だって誰が止めるというの?彼らは注意を払わず努力もせずに真夜中に実行した。女性は、これまで自らを疑うよう仕向けられるのにとても慣れていて、これだって耐え忍ぶだろうって考えたからよ」「彼らはそうしたの。彼らは、女性に過ぎないし、それに値するって本当に信じているのよ」
また同法は、特に有色人種の女性達に不利だとして、「反ワクチン派や反マスク派は『自分の身体、自分の選択』といった人生を歩めるのに、どうして妊娠した女性はそれが許されないの?これが公平って言える?これは黒人や褐色の女性を貧困に留めるテキサス流の方法だって言う人もいるわ。そして私は、彼らは白人の女性達がストック補充をすることを願っているからとも言っておくわ」と続けている。