ボクシング元王者のマニー・パッキャオ フィリピン大統領選出馬へ 「貧困に勝つ」
マニー・パッキャオ(42)がフィリピン大統領選に出馬する。ボクシング6階級元王者のパッキャオは、与党PDPラバンの派閥からの候補者指名を受け入れ、来年5月に行われる大統領選への出馬を公式表明した。
パッキャオは「フィリピンの大統領選出馬の挑戦を堂々と受け入れた。我々は前進しなければならない。貧困に勝つ必要がある。我々は誠実さ、思いやり、透明性をもって人々に仕える政府が必要。その時は今だ。リーダーシップの挑戦に立ち向かう準備は出来ている」とフィリピン国旗の絵文字を添えツイッターに綴っている。
現在、上院議員を務めるパッキャオは、以前からロドリゴ・ドゥテルテ現大統領に対し批判的であることで知られており、「あなたの時間は終わった!我々はあなたにチャンスを与えたが、あなたは失敗した。我々は長い間待ったが、何も起こらなかった」と続け、ボクサーとしての経験が大統領選に役立つとして「私はファイターであり、リングの中でも外でも常にファイターであり続ける」と自信をみせている。
パッキャオは8月、キューバのヨルデニス・ウガスとの試合に敗れた後、引退をほのめかす発言をしていた。