ザ・ローリング・ストーンズ 80歳で他界したメンバーを追悼 全米ツアー初日に
ザ・ローリング・ストーンズが、全米ツアーの初日に故チャーリー・ワッツを偲んだ。ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロン・ウッドの3人は26日、「ノー・フィルター」ツアーのミズーリ州セントルイス公演のステージで、先月80歳で死去したチャーリーを追悼した。
パンデミックにより延期され、チャーリーの死後初となったコンサートはまず、誰もいないステージからスタート。ドラムビートが鳴る中、スクリーンにはチャーリーの写真が映し出され、その後メンバーが登場、ミックは「今回は彼がいない初めてのツアーだ。ステージの内外問わずチャーリーがいなくて本当に寂しくなる」と観客に呼び掛け、同バンドは「ダイスをころがせ」の演奏をチャーリーに捧げていた。
そんなチャーリーについてミックは最近こう話してもいた。
「本当に長い間、チャーリーはバンドをまとめてくれていた、音楽的にね。彼が礎となり、残りは周りに積まれていくという。スイングしては外すその素晴らしい感覚が彼にはあり、それは全てのバンドが欲しくて止まないものだった。僕らは最後の数年間、このバンドに起こった事について最高の対話をしたよ。音楽の演奏とは離れたところでもたくさんのいい思い出がある。クリケットを一緒に見に行ったものさ。2人の時は音楽の話はしなかった。アートの話をしたんだ。彼は僕よりそれについてたくさん知っていた。僕ら全員にとって途轍もない喪失さ。本当にキツイ。けど僕らは素晴らしい時間を過ごした。そしてチャーリーは素晴らしい音楽を作り上げた」