ヘヴィメタルバンドのモトリー・クルーのボーカル、ヴィンス・ニール（６０）がソロライブ中に落下事故に遭い病院へ搬送された。１５日自身のバンドを率い、テネシー州のモンスターズ・オン・ザ・マウンテン・フェスティバルに出演したヴィンスだが、数曲演奏後ステージとスピーカーの隙間に落下、ローディーとセキュリティスタッフに助け起こされるも、救急車で病院に運ばれる事態となっていた。

　事故後、ベースを担当していたダナ・ストラムが観客に向かって、こう呼びかけていた。「実はヴィンスが落下し、その際にろっ骨を折ってしまった。息ができなくて、医療チームが対応している。彼はここに来ることを本当に楽しみにしていたんだ。テネシーに住んでいるしね。皆から『もうやるな』と言われても、最後までやり抜こうとしていたよ。あの男にどうか皆で拍手を」

　ダナのアナウンス後、バンドはヴィンス抜きでステージを続行、ギターのジェフ・ブランドがボーカルを代行した。

　ヘヴィメタルの専門家でラジオＤＪのエディー・トランクはヴィンスにこう励ましのツイートをしている。「良くなってくれ。ヴィンスは今夜ここ（テネシー州）ピジョン・フォージで行われたモンスターズ・オン・ザ・マウンテンのステージで滑り落下してしまった。事故の前のヴィンスの動きと歌は素晴らしかった。今は病院で治療を受けレントゲンを撮っているところだ。何かまた聞いたら知らせる。良くなってくれ、ヴィンス！」

　病院搬送後、ろっ骨数本の骨折が見つかったヴィンスだが、その後自宅に戻り安静にしているという。