ポール、ビートルズ解散の一因語る 『レット・イット・ビー』制作秘話も
ポール・マッカートニーは『レット・イット・ビー』の作曲中、心の中にシェイクスピアの言葉が浮かんだそうだ。ポールは、学校でシェイクスピアの『ハムレット』を学び、それに触発されて、1970年3月にリリースされチャートのトップを飾った同曲を書き始めたという。
「『レット・イット・ビー 』について、つい最近思い出した面白いことの一つは、高校で、大好きなアラン・ダーバンド先生のもとで英文学を勉強していた時、『ハムレット』を読んだことがあったんだ」「当時は、言葉を試験で引用しなければならなかったから、暗記が必要だった。劇の後半に2、3のセリフがあって、それが『おお、話しておきたいことが...だが、しかたがない。ホレイショー、俺はもう死ぬぞ』というんだ」とポールは語る。
またポールは、この曲を書いた当時、ビートルズは「解散に向かって」いたと認めている。ジョンの妻オノ・ヨーコの存在が、グループにとって困難な状況を作り出していたそうだが、シェイクスピアがグループで最も印象的なシングル曲の一つにインスピレーションを与えたという。
サンデー・タイムズ紙にその抜粋が掲載されたポールの新刊『ザ・リリックス: 1956 トゥ・ザ・プレゼント』の中で、ポールはこう説明している。
「これらのセリフは、僕の記憶のなかに無意識にに植えつけられていたのではないかと思う」
「『レット・イット・ビー』を書いていた時、僕は何もかもやりすぎて、ボロボロになっていた。そしてそれが被害を及ぼしていたんだ。バンドも僕も、歌にあるように、みんな困難な時期を経験していて、混乱から抜け出す方法がないように思えた」
「疲れ切ってぐっすり眠っていたある日、夢を見た。(他界して10年経っていた)母メアリーが本当に僕のところに来てくれたんだ」
「自分が失った人に会うという夢を見る時、ほんの数秒でも、本当にその人が自分のすぐそばにいるように感じられ、まるでいつもそこにいたかのように感じられる。身近な人を失った人なら誰でもそれを理解していると思うよ。今でも僕はジョンやジョージの夢を見て彼らと話したりすることがあるんだ」
「でも、この夢の中で、母の美しい優しい顔を見て、穏やかな場所で一緒にいるととても癒されたんだ。母は僕が人生で何が起こっているのか、また何が起こるのかを心配していることに気付いたようで、僕に 『すべてうまくいくわよ。そのままにしておきなさい』と言ってくれた」
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