ヘレン・ミレン 全米映画俳優組合賞で功労賞を受賞へ
英女優のヘレン・ミレン(76)が来年の全米映画俳優組合賞(SAGアワード)で功労賞を授与される。来年2月27日にサンタモニカのザ・バーカー・ハンガーで開催される同式典で、映画界への功績を称えられるヘレンは、これまでに13のノミネートを獲得していることから、史上最も成功を収めた功労賞受賞者となる。
過去の受賞者リストには、ロバート・デ・ニーロ、アラン・アルダ、キャロル・バーネット、リリー・トムリン、デビー・レイノルズ、リタ・モレノ、ディック・ヴァン・ダイクらが名を連ねる同賞の57番目の受賞者となるヘレンについて、同組合のフラン・ドレシャー会長は、「ヘレン・ミレンは、ただ単に素晴らしく聡明な才能の持ち主なのです。彼女は、引退しきれていないCIA凄腕スパイや容赦なきロシア人スパイ管理者からハンガリー人掃除婦、そして非常に優美なエリザベス女王まで、全範囲のキャラクターを演じてきました」「全ての俳優に対しそれは高くハードルを設定し、役を演じる度に自らの驚くべき演技を超えてきました。彼女はイングランドの女王であり、女王の中の女王です」と称賛した。
一方でヘレンは今回の決定に、「全米映画俳優組合賞の功労賞をいただけることは光栄です。駆け出しの若い俳優であった時から、常にアメリカ映画の演技からインスパイアされると同時に学んできました。ですからこの賞は私にとって特に意味のあるものです」と喜びを語っている。