「イル・ディーヴォ」のカルロス・マリンさん死去、53歳 新型コロナで人工的昏睡状態も

 日本公演も何度も開催したボーカルグループ、イル・ディーヴォのカルロス・マリンが死去した。53歳だった。今月、新型コロナウイルス感染症でマンチェスター王立病院に入院し、人工的な昏睡状態におかれていたカルロス。同グループのツイッターにはこう声明が発表されている。

 「我々の友人でパートナーだったカルロス・マリンが亡くなった事をお知らせいたします。彼の友人、家族、ファンの方々は寂しく思うことでしょう。カルロスの声、魂に代わるものは決してありません」「イル・ディーヴォとしての17年間は我々にとって素晴らしいものでした。親愛なる友人の不在を寂しく思うことでしょう。彼の美しい魂が安らかに眠ることを願い祈ります。愛を込めて。ディヴィッド(ミラー)、セバスチャン(イザンバール)、ウルス(ブーラー)」

 2003年に結成後、世界中で3000万枚以上のレコードセールスを記録してきた同グループだが、今月10日イギリスツアーの残り公演を「病気」を理由にキャンセルするとツイートしていた。「残念ですが、病気のため、イル・ディーヴォの2021年12月イギリスツアーは来年12月までの延期が決まりました。ファンの皆様には大変申し訳ありませんが、来年またツアーに戻り、次回のクリスマスでお会いできることを楽しみにしています」

 この発表後、同グループはカルロスについて「我々の親愛なる友人でパートナーのカルロスが入院しています。早急な回復を願っています」と明かしていた。

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