大物俳優 役者として「やり残したことはあまりない」
デンゼル・ワシントン(66)が、俳優として「やり残したことはあまりない」と話している。これまでの長いキャリアの中で、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞、トニー賞を受賞、またエミー賞とグラミー賞にノミネートされたことのあるデンゼルは、演技の新たなプロジェクトに対して興味を持つことは、「かなりの挑戦になる」と感じているという。
新作映画「マクベス」のプレミアでデンゼルは、「今のところ、このキャラクターと同じように、僕は黄葉の時期にさしかかっている。正直なところ、他にやりたいことを考えているんだ。だから、演技に関して興味を持つことは、かなりの挑戦になるよ。業界のトップディレクターの1人か2人と話してて、何かやろうという話になってる。役者としてやり残したことはあまりない。リア(『リア王』)ぐらいかな」と明かした。
タイトルロールの権力に渇望的な主人公を演じたデンゼルは、シェイクスピアの物語を映画化した同作品の製作を称賛。「聡明な監督による指揮で、若手からベテランまでの才能ある俳優陣との素晴らしい旅だった」と情報番組「エンターテイメント・トゥナイト」で語った。
同映画は今月25日のクリスマスの日にアメリカで公開。一方、同日の公開となった、マイケル・B・ジョーダン主演でデンゼルが監督を務めた新作「ア・ジャーニー・フォー・ジョーダン」は「涙を誘う作品」となっており、2作品は両極端になると話している。