大物ラッパー 元妻への離婚解決金は100億円超
ラッパーで音楽プロデューサーのドクター・ドレー(56)が、元妻ニコール・ヤング(51)に対して1億ドル(約115億円)以上の離婚解決金を支払う事が決まった。昨年3月にニコールと破局。24年間の結婚生活を終えたドレーだが、ローリング・ストーン誌によると自身の財産の20%以上、そして流動資産のほぼ半分をニコールに支払う予定だという。
ドレーは今回5000万ドル(約57・5億円)、そして1年後に更に5000万ドル(約57・5億円)を支払うほか、ニコールはロールス・ロイス、レンジ・ローバー、エスカレード・リムジンといった高級車、3輪バイクのカンナム・スパイダー、宝石類の所有権を獲得、マリブの住居はドレー側に渡るという。またドレーは自身の楽曲のマスターテープ、アップルの株に加え、ビーツ・バイ・ドレーからの収入を保持する。
そんなドレーは自身の離婚について最近、「上品で公平」なものであることを望むと話していたものの、ニコール側から虐待されたと訴えられ、全ての連絡を断絶させられていた。
当時ニコールから裁判費用として400万ドル(約4・6億円)以上の支払いを要求されていたドレーは、「高額な法廷争いは望まない」とニコールに告げていたそうで、昨年8月に送った最後のメールには「友好的に平和的に行こう。これで最後だ。お前を愛している」と綴られていた。
しかし、そのメール送信の数日後、ドレーはニコールが結婚生活中自分から虐待されたと虚偽の訴えを起こしていたと主張、それを「完全な嘘」と非難、強制的に婚前契約を交わされたというニコールの発言も間違いだとした。
現在連絡が絶たれている2人が最後に会ったのは今年1月ドレーが動脈瘤で入院した時で、ニコールはドレーを抱きしめキスをし、帰る前に「愛している」と告げたそうだが、その数か月後にはドレーによる家庭内暴力を理由に接近禁止命令を裁判所に申し立てるも却下されており、ドレーは「全く根拠がない」としていた。