『スタートレック:ピカード』関係者50人がコロナ感染で撮影中断
米人気ドラマ『スタートレック:ピカード』のキャストとスタッフ50人以上が新型コロナに感染したことで、撮影が中断された。英国人俳優パトリック・スチュワートがジャン=リュック・ピカードを演じる同ドラマは、年末の休みを経て、今月3日(月)から撮影が開始される予定となっていたが、多数のコロナ陽性者が出たことで延期を強いられたという。
同ドラマはテレビ界最大規模となる450人以上のスタッフが携わっているが、複数の制作チームに感染者が出たとザ・ハリウッド・レポーターは伝えている。
昨年9月にシリーズ継続が決定したが、予算削減とスケジュール調整の理由からシーズン2とシーズン3の撮影が連続で行われていた同ドラマ。主演のパトリックは、1987年から1994年にかけて『新スタートレック』で演じたピカード役をまた演じることを当初は懸念していたと明かしていた。「僕にとってジャン=リュックと『スタートレック』はずいぶん前に終わったものとなっていた」「あのドラマのキャラクターにはすべてを出し尽くしたから」
しかし、プロデューサーのアレックス・カーツマンとアキヴァ・ゴールズマンらの持つ独自の「ビジョン」を聞いたことで興味が出たとして、「これはただの『新スタートレック2』にはならないと分かった。だから出演に『イエス』と言ったんだ」と説明していた。