ニコラス・ケイジ『ゴッドファーザーPART III』 出演を叔父のコッポラ監督に懇願していた
俳優ニコラス・ケイジ(57)は、叔父のフランシス・フォード・コッポラ監督に『ゴッドファーザーPART III』 に出してくれるよう頼みこんだそうだ。1990年の同作品で、ソニー・コルレオーネ (ジェームズ・カーン) の隠し子ヴィンセント・コルレオーネの役を得ようと必死だったものの、同役はアンディ・ガルシアのもとに渡ったという。
俳優仲間のピーター・ディンクレイジ、アンドリュー・ガーフィールド、ジョナサン・メジャース、サイモン・レックスと共にザ・ハリウッド・レポーターの座談会インタビューに応じたニコラスは、自分が出演することを許されなかった映画について質問され、こう答えている。
「とても恥ずかしい答えを言うよ。いいかい、それは家族に関わることだからね」
「叔父が『ゴッドファーザーPART III』をやっていて、僕は『叔父さんの映画に出るべきだと本当に思っている。僕をキャスティングするのは本当に良い考えだと思うんだ。僕はこの役を演じられると思うよ』って言ったんだ」
「叔父はアンディ・ガルシアを起用しようとしていたので、『でも僕はジェームズ・カーンの息子にもっと向いていると思うし、彼はソニーの息子を演じるんだ。彼はマイケルの息子を演じるんじゃないんだ。ソニーの息子だよ。僕はもうちょっとジェームズ・カーンに近いと感じるんだ』って言ったよ」
「実現しなかったね。無理だった。これが、僕が本当に出たくて出られなかった映画だよ」
また新作映画『ピッグ』で、愛する豚を盗まれるトリュフ狩りを演じるニコラスは、マイケル・サルノスキ監督による同作の主人公ロブ・フェルド役は自分のために作られたと感じているとして、「マイケルとヴァネッサ (ブロック)が僕にぴったりな脚本を書いてくれたんだ」
「僕には人生経験や夢や想像力もあるから、無理せずにロブになれるとわかっていた。1、2回のテイクで済んだよ」と語っている。