英王子 テディベアの配置に並々ならぬこだわり
英国アンドルー王子(61)は、所有するテディベアに強いこだわりがあったそうだ。クマのぬいぐるみの素晴らしいコレクションを持つことでも知られる王子は、ベッドの上にそれを配置していたそうで、並べる順番をスタッフが間違えると激高することから、スタッフには正しい順番を捉えたラミネート写真が与えられていたという。
1998年から2004年までロンドン警視庁警護指令部で要人らの警備専門の部署で働き、アンドルー王子の住まいにも出入りしていたというポール・ぺイジ氏が、新ドキュメンタリー番組『ギレーヌ、プリンス・アンドリュー・アンド・ザ・ペドファイル』に登場、ジャーナリストのランヴィール・シンにこう明かしている。「50か60体ほどのぬいぐるみがベッドに並んでいて、監査官が引き出しの中にあるカードを私たちに見せてくれました。クマたちの元々の位置がわかる写真です」「メイドが正しくそれを置かなかった場合、彼が金切り声をあげることから、そのラミネート写真が必要だったのです」
一方、王室ライターのエリザベス・デイ氏も以前、アンドルー王子のテディベアへの偏愛について回想、こう綴っていた。「私は通路で待つよう言われ、そこにいたのは椅子に座る巨大なテディベアでした。アンドルー王子に案内された時、彼にそれについて尋ねると、せせら笑いながら妻だったセーラ・ファーガソンからの結婚祝いだと言っていました」「(結婚式をした)ウエストミンスター寺院から披露宴までを移動する馬車の中で彼はそのクマを見つけたんです。それから何年も経っていましたが、彼が心底楽しそうに話していたのを覚えています」「大人の男性が、ぬいぐるみという存在に余りにも魅かれていることは私にはかなり奇妙に映りました。しかしイングランドの上流階級では、何か打ち明けられない感情を吐露する対称としてテディベアを使う長い歴史があります」「私は彼が大人に成長していないのではと感じました。その必要がなかったと。母親の家のスペースを陣取り、埋め合わせの仕事で楽しみつつ、元妻からもらったテディベアを未だに所持する。奇妙でした」
先週には、ヴァージニア・ジュフリー氏(38)が17歳当時、アンドルー王子から性的暴行を受けたとして訴えた件の前進をマンハッタン連邦裁判所の判事が許可し話題となっていた。ジュフリー氏は、2001年に米富豪の故ジェフリー・エプスタイン元被告と当時エプスタインの恋人だったギレーヌ・マクスウェル被告(60)によって、アンドルー王子とセックスするよう差し向けられ、別の男性権力者らの元に送られることもあったとして昨年8月9日に民事訴訟を起こしたものの、王子は一貫してその訴えを否定している。
同ドキュメンタリーは、アンドルー王子がどのようにしてエプスタインとマクスウェルにまつわる性的人身売買のスキャンダルの渦中に入って行ったのかを探るものとなっている。