マイケル・ジャクソンの伝記映画が製作中

 マイケル・ジャクソンの伝記映画が製作中だ。2009年に鎮痛剤の過剰摂取による心停止で50歳で他界した「キング・オブ・ポップ」の波乱の人生とキャリアを振り返る新作映画『マイケル』の製作がスタート、クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』を手掛けたグレアム・キングが参加している。

 製作のライオンズゲート・モーション・ピクチャー・グループのチェアマン、ジョー・ドレイク氏はこう語る。「ライオンズゲートがこの素晴らしい映画の一翼を担うことに喜びでいっぱいです。『ボヘミアン・ラプソディ』から『ALI アリ』までアイコニックな人生物語を語ることで定評のあるグレアム、そして(脚本家の)ジョン(マクレーン)と、これ以上の助力はありません」

 ジャクソン5としての子供時代から常にスポットライトを浴び続ける人生を送ったマイケル、プライベートでは依存症や(後に無罪となった)児童性虐待疑惑といったスキャンダルに見舞われていたことで知られている。同新作は、そんなマイケルのパフォーマンス及び私生活を洞察するそうで「『マイケル』はキング・オブ・ポップになった複雑な男の横顔を観客の皆様に伝えます」と続けた。

 一方、マイケルの遺産管理団協力の下、同新作の製作を担うキングはこう話す。「1981年にジャクソン家と初めてお会いしました。その栄光を大スクリーンに映し出すことに恐縮する思いです。(ジャクソンズの)ビクトリー・ツアーをドジャー・スタジアムで見ていた私が、38年近くの月日を経て、この映画に参加する幸運に恵まれました」

 キャスティングや公開日については未定なものの、マイケルの母親、キャサリン・ジャクソンは同作についてこう話していた。「マイケルは、ジャクソン5のメンバーだった幼い頃から、映画という魔法を愛していました。家族として、私たちの物語が大スクリーンで語られることに名誉を感じています」と話した。

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