米国の人気ドラマ出演の韓国系俳優が死去 8年間の放送でセリフわずか2回でも話題
俳優のラルフ・アーンが死去した。95歳だった。韓国のニュースサイトのYNAによると、ドラマ『New Girl/ダサかわ女子と三銃士』で知られるラルフは病気のため入院、その後ロサンゼルスで亡くなった。
ロサンゼルス韓国人連合会のジェームズ・アーン会長は2月28日にラルフの訃報を確認。「深い衝撃を受け、悲しみに暮れている」とのお悔やみの言葉を述べ、ラルフを「現代における最高の精神的指導者」と賞賛した。死因はまだ明らかにされていない。
ラルフは、2011年から2018年まで放送された同シットコムにトラン役で出演、実際に話したのは2回だけとセリフは非常に少なかったものの、主人公ジェスの友人でジェイク・ジョンソン扮するニック役の祖父的存在で、普段公園でニックの話に耳を傾け、表情や身振り手振りで問題の手助けをする役どころを演じ、出演者や視聴者に大きな印象を与えていた。
ジェイクはインスタグラムにラルフの写真を投稿、「RIP。一緒に仕事をするのがとても楽しかった。彼は言葉なしに、たくさんのことを教えてくれました」「彼が撮影現場にいる時は嬉しかった。僕はいつも、どうにか彼とまた一緒に仕事をしたいと思っていた。家族/友人の方々へ哀悼の意を表します」とコメントを添えている。
また、同ドラマでジェス役を演じたズーイー・デシャネル、 ウィンストン役のラモーン・モリスらも追悼の意を綴っている。
第二次世界大戦中に米海軍に所属していたことがあるラルフはこのほか、ドラマ『ギルモア・ガールズ』『ザ・キング・オブ・クイーンズ』『ER緊急救命室』『ブルック・シールズのハロー!スーザン』などにも出演していた。