故Gマイケルの遺産管理団体、無断楽曲使用でラッパーを訴える かつてはマドンナの名曲も
故ジョージ・マイケルの遺産管理団体が、無断で楽曲を使用したとしてラッパーのトリー・レーンズ(29)を訴えた。ジョージの『ケアレス・ウィスパー』を許可なくサンプリングしたというトリー、最近マドンナ(63)の1985年のヒット曲『イントゥ・ザ・グルーヴ』を自身のアルバム『アローン・アット・プロム』収録の『プルートズ・ラスト・コメット』で無断使用し、本人から違法行為だと非難されていたばかりだ。
当時マドンナは、「私の曲『イントゥ・ザ・グルーヴ』の違法使用に関するメッセージを読みなさい!」とトリーに呼びかけていた。
そして今回ジョージの遺産管理団体は、昨年夏に断ったにもかかわらず、トリーの曲『エンチャンテッド・ウォーターフォール』に、ジョージの曲が無断で使用されていると主張、アルバム『アローン・アット・プロム』のストリーミング配信から同曲の削除を求め法的手段を取ったかたちだ。
元ネタとなった曲『ケアレス・ウィスパー』はジョージとワム!の片割れアンドリュー・リッジリーの共作で1984年にリリース、今回ジョージの遺産管理団体とアンドリューによる共同声明がバラエティ誌に発表されている。「アーティスト、トリー・レーンズの『エンチャンテッド・ウォーターフォール』という曲で、ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーが作曲した『ケアレス・ウィスパー』が無許可で使用されているのを見つけました。曲の使用に関する依頼を2021年6月に受けましたが拒否しています。ですから、作曲者らを代表し、我々の出版社ワーナー・チャペル・ミュージック協力のもと、今後のそのような使用を阻止するべく、早急な行動を取りました。ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーに関する如何なる曲の無断使用も我々は許しません」
現在トリーの同曲はスポティファイから削除されている。