ヘイトクライムで懲役刑の米俳優が釈放 無罪を主張し控訴手続き中
米国俳優のジャシー・スモレット(39)が刑務所から釈放された。
ヘイトクライム「自作自演」で懲役150日の実刑判決を受け、現在控訴手続き中のジャシーは16日、収監6日でクック郡刑務所からの出所を許可され、待っていた車に乗り込む姿が目撃されている。
ドラマ『Empire成功の代償』などで知られるジャシーの弁護を務めるネンイェ・ウチェ氏はこう語る。
「私達は、この件に関しての意見がどうであれ、司法制度におけるアフリカ系アメリカ人に対する異なる扱いに苦情を申し立ててきました。スモレット氏が有罪だと思う人もいるかもしれませんが、私はそれに同意しません」
「真の質問は、黒人男性が第4級重罪で刑務所に入れられるべきかということです。もし、そうするべきだとあなたが考えるなら、恥ずべきことです。これは侮辱であり、間違っています」と話したほか、ジャシーがこの6日間氷水しか口にしていないことも明らかにした。
同氏によると、ジャシーは3年前、イリノイ州と訴追延期合意に至り、罰金1万ドル(約119万円)を支払い奉仕活動を行ったことから、同件が棄却となっていたことを指摘、同じ件で再び裁かれるのは道徳上間違っている上、憲法に違反しているとした。
ジャシーは無罪を主張しており、今回弁護団が控訴裁判が始まる頃には服役を終えていると訴えたことから釈放となった。