ゼレンスキー大統領 40億円を超える巨額の救援金を調達した有名夫妻に感謝
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領(44)が、3500万ドル(約42億円)にも及ぶウクライナ救援金を調達したミラ・クニス(38)とアシュトン・カッチャー(44)夫妻に、ビデオ通話で感謝を伝えたようだ。ウクライナのゼレンスキー大統領は今月20日、ロシアのプーチン大統領が命じるロシア軍の侵攻の影響で、国連によると350万人の難民が発生した人道危機を救うために支援金の目標を達成した同夫妻に連絡し、謝意を表したという。
ゼレンスキー大統領はまた、「ミラ・クニスは、私たちの悲しみにいち早く応えてくれました。彼らはすでに3500万ドルを集めてFlexport.orgやAirbnb.orgに送り、ウクライナ難民を助けています。彼らの支援に感謝します。彼らの決意に感動しています」とツイッターに投稿した。
一方、ウクライナの都市チェルニヴツィで生まれ、10代で米国に移住したミラと夫のアシュトンは共に、ゼレンスキーが投稿したビデオ通話の写真を自身のツイッターで公開している。
これまでミラは、寄せられた金額と同額を最高300万ドル(約3億4600万円)まで寄付するというクラウドファンディングを開始し、17日までに目標の3000万ドル(約36億円)を達成、「6万5000人以上が寄付してくれた。私達は寄せられた支援に感謝の気持ちで一杯。これは問題を解決するには程遠いけど、とても多くの人々が不確実な未来へ向けて突き進む中、私達の共同の努力が、その苦労を少しは和らげることができる」とSNSに動画を投稿していた。
またアシュトンは、新しい目標が4000万ドル(約48億円)であるとし、「僕達の仕事はまだ終わっていない。僕達は、この募金で皆から寄せられた溢れんばかりの愛が、助けを必要とする人々のために最も効果的なかたちで使われるよう、できることは全てするつもりだ」と今後も支援を続ける意思を明らかにしていた。