悪役は「精神の病」が前提?大物俳優「正気の狂人」の役作りに苦労

 俳優イーサン・ホーク(51)は、悪役の多くが「精神の病」を前提に描かれていると考えているそうだ。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作ドラマ『ムーンナイト』で、敵対者アーサー・ハロー役を演じているイーサンは、ヒーローが精神を患っていることから、その逆となるよう「正気の狂人」の役作りに苦労したという。

 オスカー・アイザックが、解離性同一性障害を患うユダヤ系アメリカ人元傭兵のタイトルロールを演じる同ドラマについて、イーサンはコライダーにこう説明している。

 「映画史を通して、ストーリーテラーは精神疾患の要素を使い悪役達を描いてきた。精神を患う悪役の話は数えきれないほどある。しかし今回精神を患っているのは僕達のヒーローの方であり、プロセス全体を逆にしたというのが興味をそそられるところだ。敵対者として僕がおかしくなるわけにはいかない。ヒーローがおかしいからね。だから僕は正気の狂人、もしくは正気の邪悪な力を見つける必要がある」

 「僕にとっては、面白い難題だったよ。オスカーがやっていることのダイナミクスの中に僕がどう入るのかというのを考えるのはね。(監督の)モハメド(ディアブ)は、予測不可能な語りを創造するために精神疾患を上手く使っているよ。現実のプリズムを一度壊したら、観客が見ている全ては歪んだ視点のものだということに気が付く。それは悪役にとって本当に面白いことだ。それが僕達の難題だったんだ」

 『ムーンナイト』は、今月30日にディズニープラスで独占配信開始予定となっている。

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