誤射で死亡事故起こした大物俳優、コメディ映画2作で復帰へ
アレック・ボールドウィン(63)が、主演作『ラスト』の現場で、撮影監督ハリナ・ハッチンズさんが死亡する事故が起きてから5か月後にイタリアのクリスマスコメディ2作で映画界復帰を果たす。アニメと実写の合成作『キッド・サンタ』『ビリーズ・マジック・ワールド』の撮影のため弟のウィリアム・ボールドウィンと共にイタリアへ向かうそうで、デッドラインによるとアレックは実写部分に出演するそうだ。
同作でアレックは、2015年の主演作『アンドロン』のフランチェスコ・チンクェマーニ監督と再タッグを組む。
ハッチンズさんの遺族から、『ラスト』の製作陣と共に訴えられているアレックは、今月仲裁へ向けて提出した書類の中で、昨年10月の誤射事故で死亡したハッチンズさんに対しては、生前にかわされた契約により自身には経済的責任がないこと、また事故の原因となった一連の出来事にも関係がなく、責任は安全を確認しなかった武器担当者ハンナ・グティエレス・リードや、助監督デイヴ・ホールズらにあると主張している。
一方アレックは、撮影現場で武器の訓練を受けることを拒否したという報道を否定しているほか、ギャラ25万ドル(約3000万円)の内10万ドル(約1200万円)を返したものの、ハッチンズさんを称え映画を終了したかったこと、また遺族に補償をするつもりであることを明らかにしている。