アカデミー賞ビンタ騒動の余波 ネットフィリックスがウィル・スミスの企画を中止
ネットフリックスがウィル・スミスのプロジェクトを中止したようだ。
ウィル主演で計画されていたアクションスリラー映画『ファスト・アンド・ルーズ』だったが、先日のアカデミー賞のステージでウィルがクリス・ロックにビンタしたことを受けて、企画自体が棚上げになったという。
ハリウッド・リポーターによると、同作の製作を続ける可能性はまだ残っているものの、その場合ウィルに代わる俳優を起用する方向のようだ。
同新作では、襲撃に遭い、記憶喪失となった犯罪組織のボスが、様々なヒントを繋げた結果、自身が組織のボスとCIAエージェントの2重生活を送っていたことを知る姿を描いている。
ちなみにウィル関連では、ソニーによる『バッド・ボーイズ4』の製作が一時中止となっているほか、プリプロダクション段階の他の企画もそれに続くものと考えられている。
またウィルは最近、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員辞任を発表していた。
「アカデミーからの懲戒に関する聴取の通知に直接返事を致しました。自身の行動による如何なる処分も受けるつもりです」
「第94回アカデミー賞の席における私の行動は、ショッキングで痛々しく、許しがたいものです」
「私は多くの人々を傷つけました。クリス、彼の家族、私のたくさんの大事な友人や愛する人々、出席者全員、家で視聴していた人々をです」
「アカデミーの信頼を私は裏切りました。他のノミネート者や受賞者の方々の素晴らしい仕事を祝う機会を私が奪いました。心が痛みます」
「彼らの注目に値する功績に再び焦点が当てられ、そしてアカデミーが、映画界の創造性や芸術性をサポートする、その素晴らしい仕事に戻って頂ければと思います」
「故に私は映画芸術科学アカデミーの会員を辞任します。そして理事会が適切とみなした如何なる処分も受けるつもりです」
「変化には時間がかかりますが、どんな理由があろうとも暴力は許されないということを心に留め仕事を続けていくことを誓います」としている。