ウィル・スミス、映画芸術科学アカデミー聴聞会が前倒しに

 俳優ウィル・スミス(53)の映画芸術科学アカデミーによる聴聞会が予定よりも早く開かれることになった。先日のアカデミー賞授賞式のステージでウィルがクリス・ロックを平手打ちした件に対する懲罰を決める聴聞会が今月18日から8日へと変更になった。

 ピープルが入手した同アカデミーのデヴィッド・ルービン会長が送ったメモで明らかになり、すでにウィルが脱会を表明していることから「一時停止や追放の可能性が残されていない」ことや、日程がカリフォルニア州法や同アカデミーの行動規範にそぐわないことから「関係者全員にとって早急な対応が適切」であると説明している。

 同アカデミーは式典後間もなく、妻ジェイダ・ピンケット・スミスをからかったクリスの顔をビンタしたウィルを非難。「州の法律に従い、正式な調査を始めた」と声明を出していた。

 一方、同式典で『ドリームプラン』で主演男優賞に輝いたウィルは同アカデミー脱会を表明。

 「アカデミーからの懲戒に関する聴取の通知に直接返事を致しました。自身の行動による如何なる処分も受けるつもりです」

 「第94回アカデミー賞の席における私の行動は、ショッキングで痛々しく、許しがたいものです」

 「私は多くの人々を傷つけました。クリス、彼の家族、私のたくさんの大事な友人や愛する人々、出席者全員、家で視聴していた人々をです。アカデミーの信頼を私は裏切りました。他のノミネート者や受賞者の方々の素晴らしい仕事を祝う機会を私が奪いました。心が痛みます」

 「彼らの注目に値する功績に再び焦点が当てられ、そしてアカデミーが、映画界の創造性や芸術性をサポートする、その素晴らしい仕事に戻って頂ければと思います」

 「故に私は映画芸術科学アカデミーの会員を辞任します。そして理事会が適切とみなした如何なる処分も受けるつもりです」「変化には時間がかかりますが、どんな理由があろうとも暴力は許されないということを心に留め仕事を続けていくことを誓います」

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