不適切行為で撮影中断の人気俳優「面白いと思ってやったこと」 不祥事について初言及
俳優のビル・マーレイ(71)主演の映画『ビーイング・モータル』が、撮影中断となっている。ビルは、同新作の撮影現場で自身が不祥事を起こしたとの報道について言及、共に働く女性と「意見の相違」があったものの、「互いに和解する」ために協力していると主張している。
CNBCでビルは、「面白いと思ってやったことが、そう受け取られなかった」「映画会社はきちんと対処したかった。全てを確認し、調査したかった。だから、製作を中止することになったんだ」「今現在、僕たちは話し合い、お互いに和解しようとしているところだ。本当の問題は、僕たちの平和の間にあるのだと思う」「我々はプロフェッショナルで、お互いの仕事ぶりを認めている」と語っている。
また、ここ数週間、「考えること以外はあまりしていない」というビルは、問題が解決され、双方が仕事に復帰できることを望んでおり、こう続けた。「お互いが好きで、本当に仲良く信頼し合えなければ、これ以上一緒に仕事をしたり、映画を作ったりする意味はないと思う。僕にとって、とても勉強になっている」「そうでないと、子供の頃とは世界が変わってしまうような気がする。小さい頃に面白いと思っていたことが、必ずしも今と同じとは限らない。物事は変わるし、時代も変わる。だから、見極めることが大事なんだ。そして、一番大事なのは、相手にとって一番いいことだと思う。考えてみて、相手にとってベストでなければ、自分にとってはどうでもいい」
アジズ・アンサリが長編映画監督デビューを果たす同新作の撮影で匿名女性からの告発を受け、同映画の上層部は製作を中止、スタッフや出演者らに「先週末、苦情の連絡があり、すぐに調査を行いました。状況を検討した結果、現時点では撮影を継続できないことが決定しました」「このプロジェクトに尽力してくださった皆様に、心から感謝しています。私たちは撮影を再開することを希望しており、アジズと(プロデューサーのユーリー・ヘンリーと)そのタイミングを探っているところです。撮影開始に関し、詳細な情報が入り次第、ご連絡いたします」とメールで連絡していた。