人気俳優 新ドラマ撮影前に容疑者の作家本人に会うことを避ける
コリン・ファース(61)は、新ドラマ「ザ・ステアケース」で容疑者マイケル・ピーターソンを演じる前に、ピーターソン本人と話すことを避けたという。コリンは実話に基づいたHBO Maxの同ドラマで、2番目の妻キャスリーン・ピーターソン(トニ・コレット)を殺害したとして有罪判決を受けた実在の作家を演じているが、その本人と話をしていたら「非常に慎重に調整された」物語を台無しにしていただろうと考えているそうだ。
コリンはデッドラインにこう説明している。
「脚本の構成といい、この作品全体のアプローチといい、いわば独自の生態系を形成していると感じたね。キャラクターは創作のものだけど、生存している人たちの名前が役に付けられていることを皆知っている。特定の方法でその物語を伝えるために非常に慎重に調整されているんだよ。僕は自分のインスピレーション、動機、原作の感覚を、できるだけ脚本とその書き方の中に封じ込めておきたかったんだ」
コリンは、自分の演技が「マイケル・ピーターソンや他の関係者と個人的なつながりがあった場合、何らかの形で歪められる」ことは望んでいなかったとして「もし会って個人的な反応をしていたら、これまでに創作されたさまざまな可能性の世界に同調することを妨げていたかもしれないね」と続けた。
同作ではソフィー・ターナー、パトリック・シュワルツェネッガーもキャスト陣に名を連ねている。