トランプ前米大統領のツイッター凍結解除へ CEO「馬鹿げたもの」「間違いだった」

 米実業家のイーロン・マスク氏(50)が、ドナルド・トランプ前米大統領(75)のツイッターのアカウント凍結を解除するつもりだという。先日同大手ソーシャルメディアを440億ドル(約5兆7000億円)で買収することに合意したマスク氏は、米議会襲撃事件など暴力を呼び掛けるのに使用したトランプ氏のアカウントが凍結されたのは「正しくない」決断だったと考えているそうだ。

 マスク氏は10日、フィナンシャル・タイムズ紙によるビデオ会議の中で「永久凍結を解除します」「ドナルド・トランプの凍結措置は正しくなかったと私は考えています。それは間違いだったと思います。国民を遠ざけ、ドナルド・トランプが発言を止めることにもつながりませんでした」「道徳的に悪い決断であり、極度に馬鹿げたものだったと思います」と話した。

 一方トランプ氏は以前、ツイッターのアカウントが凍結解除されても戻るつもりはなく、今後は自身が設立したソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルに投稿してゆく意向を明らかにしていた。

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