トム・ヒドルストン ロキのカミングアウトは「小さな一歩だが重要」
俳優のトム・ヒドルストン(41)は、ロキがバイセクシャルであるとカミングアウトしたことが「それを目にした人々にとって意味がある」よう願っているという。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で初めてとなるバイセクシュアルの主人公を演じるトムは「まだこれからだ」と今後のさらなる展開を示唆している。
ディズニープラスのドラマ『ロキ』の出演オファーについて、トムがガーディアン紙に語った。「依頼されて本当に光栄だったよ。僕たちは皆、キャラクターの一貫性を維持したいと思っていたんだ。新しいことやりながら、みんなが好きな部分を失わないようにしたかったのさ」
『マイティ・ソー バトルロイヤル』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』など複数のマーベル映画でロキを演じているトムは、同キャラクターがバイセクシャルであるとカミングアウトしたことは「小さな一歩」に過ぎないものの、同ドラマにとっては「重要な」瞬間だとして、「ロキがバイセクシャルだとカミングアウトしたことが、それを目にした人々にとって意味のあることだったことを願っているよ。小さな一歩だけど、まだまだこれからだ。でも、それは間違いなく僕ら全員にとって重要なことだったんだ」と続けた。
ロキのセクシュアリティについては第3話で取り上げられており、女性キャラクターのシルヴィーから「あなたは?プリンスよね。プリンセスになる人がいたんじゃない?それとももう一人のプリンスに?」と尋ねられたロキは、「両方ちょっとずつ。僕も君と同じだと思うよ」と答えている。
マーベルの脚本家ケイト・ヘロンもツイッターで、このことに触れており「『ロキ』に参加した瞬間から、ロキをバイセクシャルだと認めることは私にとって非常に重要で、それは目標でした」「それは彼が、そして私が誰であるかの一部です。これは小さな一歩ですが、『ロキ』で公になったことが嬉しいですし、心が満たされています」と投稿していた。