原作コミック作者が毛嫌いしたジョーン・コネリー“遺作”のリブート版製作

 映画『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』のリブート版が製作される。ハリウッド・レポーターによると、脚本にはレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット主演のドラマ映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』からジェニファー・ローレンスのスパイ映画『レッド・スパロー』まで幅広い作品を手がけてきたジャスティン・ヘイスが起用されたと伝えられている。また2003年作のオリジナル映画を製作したドン・マーフィーが、リブート版でもプロデューサーとして再任、スーザン・モンフォードとスリー・アーツ・エンタテインメントのアーウィン・ストッフがプロデューサーを務める。

 同作は故ショーン・コネリーが出演した最後の作品で、2012年の『ビリーじいさんのミラクル救出大作戦』で声優として復帰するまで、俳優としてのキャリアに影を落とすほどの不評を買った。また原作のコミック作者アラン・ムーアは同作品を嫌っていたものの、リブート版の製作が実現するかたちとなる。

 ヴィクトリア時代の別世界を舞台にした同作品は、ジェームズ・ボンドを風刺する内容も含まれており、ネモ船長、ドリアン・グレイ、トム・ソーヤーなど、現代のファンタジー、SF、冒険の有名キャラクターがチームを組み、極秘ミッションを遂行する様子が描かれている。また、トム・ソーヤを米国シークレット・サービスのエージェントとして登場させ、原作を自由にアレンジしたことで知られている。

 同作は世界中で1億7900万ドル(約230億円)以上の興行収入を記録、DVDの人気商品となった。

 一方、アーティストのケヴィン・オニールと共に同コミックシリーズを制作したムーアは、『ウォッチメン』を含む自身の作品のハリウッド映画化について、「それを見ないことで自分から距離を置くことができるのであれば、お金を受け取る」と語っていた。

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