トム・クルーズ 4歳時に屋根から飛び降り「死ぬかもと思った」「昼間なのに星が見えた」
俳優トム・クルーズ(59)はわずか4歳の時に屋根から飛び降りたことがあるという。出演作のスタントを自らこなすことで知られているトムは、幼い頃に「死ぬかもしれない」と思う経験をしたものの、そうした危険に挑むのをやめようとは思わなかったと明かしている。
18日、カンヌ国際映画祭で『トップガン マーヴェリック』のプレミア試写会に出席したトムはこう話す。「たぶん4歳半くらいだったかな。空に投げてパラシュートで落ちてくるっていう人形を持ってたんだ。それで木の上から投げて遊んだりしてた。そしたら『自分もやってみたい』って気になったんだ。ベッドのシーツをはがしてロープにして、軒を登って屋根に上がった。母は台所にいたよ。4人も子供がいたからね。それで僕は屋根から飛び降りたんだ」「屋根から飛び降りるとき、『うまくいくわけがない。こんなの無茶だ。死ぬかも』と思った。そして地面に激しくぶつかったけど、幸運なことに濡れていたんだ」「実際どんな状況だったのかはわからない。でも地面にしりもちをついて、自分の顔が足を通り過ぎたのは分かった。昼間なのに初めて星が見えたよ。そして見上げて『これってとても面白い』って思ったのを覚えてる」
しかし、そんな危険な行為をしたことに対しての母親の反応が心配になったそうで、「『しまった、お母さんに殺される。シーツが汚れちゃった』と思ったけどね」と続けた。
トムはそんな子供の頃の経験を仕事にも役立てたいと思うようになったという。「そんな僕が映画のセットにいるわけだ。でも僕は屋根や一番高い木に登るような子供だったわけだろ。これもやりたい、あれもやりたい、そしてこのスキルをどうやってストーリーやキャラクターに取り入れられるかって思うようになった」
また、そんな思いは仕事だけにとどまることなく、「いつか映画に使うぞ」とオフの時間にも様々なスキルを身に着ける努力をしてきたと語っている。