人気ミュージシャンの息子 父の死を描く残酷な番組を非難

 ミュージシャンのウルフギャング・ヴァン・ヘイレン(31)が、2020年10月6日に脳卒中により65歳で亡くなった父エディ・ヴァン・ヘイレンの死を生々しく描いたドキュメンタリーの制作者を非難している。米ケーブル・ネットワークのリールズによる、エディの番組『オートプシー(解剖):ラストアワーズ・オブ・エディ・ヴァン・ヘイレン』の5日の放送を前に、同番組を「最低」だと酷評した。

 ウルフギャングはツイッターにこう綴っている。「リールズ・チャンネル、この番組のスタッフ全員、そして観るお前らも馬鹿野郎」「がんによる死を美化しようとするのは最低だ」

 2006年から父の他界までヴァン・ヘイレンでベースを担当していたウルフギャング。その母親で、エディの元妻ヴァレリー・バーティネリ(62)も怒りに同調し「信じられない。これは酷いわね」と話している。

 リールズの番組説明には、「もし早期発見された場合、エディの病気はそれなりの生存率を示していましたが、一体何が起こったのでしょう?」「有名な法医学病理学者のマイケル・ハンター博士は、最終的に彼の早すぎる死につながった体の中で起こっていたことが何かを解明するために、彼の人生の細部を分析します」とあり、さらに、エディのアルコール依存症との闘いを「彼を生涯悩ませたであろう根底に流れる闇」と表現している。

 一方でウルフギャングはエディの死後、亡き父の後任になるかもしれないという噂を打ち消し、「こんな噂を流してる奴は、ファンを傷つけるだけでなく、僕と家族を傷つけているんだ」と激怒した。

 エディは12歳で喫煙と飲酒を始め、アルコールなしでは働けない状態にまでなっていたが、07年にリハビリ施設で治療を受け、その翌年にはしらふになったと宣言していた。

 またステージで激しい動きを繰り返していたことが原因で、1999年には股関節置換手術を受けていたほか、00年には舌がんの治療を開始、その約3分の1を切除していた。

 02年にがんを克服したエディは、舌がんの原因は金属製のギターピックを口にくわえる癖にあったとして、15年にこう語っている。「まさに舌がんが発生した場所に、金属製(真鍮と銅)のピックをいつもくわえて使っていたんだ。つまり、僕はタバコを吸っていて、たくさんのドラッグをやり、たくさん色んなことをやっていた。それなのに、僕の肺は全く問題ないんだ。これはあくまでも持論だけど、医師たちはありえると言ってるよ」

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