ヒュー・グラント 高齢者に3度目の寄付「キリストの名を変えられるなら、ヒューと呼びたい」

 俳優のヒュー・グラントが、英国の物価上昇に苦しんでいる高齢者のために、1万ポンド(約160万円)を寄付したという。ヒューは、エネルギー価格が高騰する中、弱い立場の高齢者に配管や暖房を無料で提供している慈善団体デファーに3度目の寄付をした。

 2017年に同団体を創設したジェームズ・アンダーソン氏は、ヒューがGoFundMeのページを通じて多額の寄付をした後、こう語っている。

 「もし私がイエス(キリスト)の名前を変えられるなら、ヒューと呼びたい。彼のおかげで、94歳の女性に無料のボイラーをプレゼントできるんです」

 「また、脳腫瘍の女性の例もあります。彼女とその夫は17カ月間暖房もお湯もない暮らしでしたが、新しいボイラーを手に入れることができました。ヒューのおかげです」

 「生活を少し楽にするというようなものではありません。実際に命を救っているのです」

 またヒューからツイッターで連絡が来たそうで、アンダーソン氏は「彼は私を尊敬してくれて、私たちがしている活動に対してとても思いやりを持っています」「言わせていただければ、ヒューはいつでも私のブラザーなんです。彼を見かけることも、会うこともないかもしれませんが、彼はいつも私のブラザーです」と続けた。

 ヒューは昨年も同団体に同額を寄付しており、アンダーソン氏は当時こう語っていた。「がん患者のためにボイラー10台が買える額です。死の危険がある人のための10台のボイラーです」

 コロナウイルスの流行と資金不足のため、アンダーソン氏は慈善事業の閉鎖に追い込まれていたが、これまでに目標額10万ポンド(約1600万円)に対し5万1819ポンド(約850万円)を調達している。

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