元人気バンドのシンガーが女性7人対する強姦と性暴行で起訴

 英人気バンド元スパンダー・バレエのシンガー、ロス・ウィリアム・ワイルドが、女性7人に対し強姦や性暴行をはたらいたとして起訴された。

 ザ・サン紙によると強姦と性暴行の罪に問われているそうで、6人の女性には睡眠中にわいせつ行為をはたらき、その最中の自身を撮影、7人目の女性にはレイプ、恐喝、そして性的なプライベート写真を公表したとされている。

 今回2013年から18年までに犯した17の罪で起訴されたロスこと、本名ロス・デヴィッドソンはカーライル治安裁判所に現れた際には泣き崩れる姿があった。

 23日にスコットランドのアバディーンにある実家で逮捕されたロスについて、本人の弁護士クリス・トムズ氏は、「彼はプロの音楽パフォーマーです」と話し、正式な罪状認否はなかったものの強姦罪については「固く否定します。彼は裁判を続ける意向です」と続けている。

 ロスは現在拘留中で、来月22日にロンドンのウッド・グリーン刑事法院に出廷予定だ。

 これらの性暴行容疑のうち4件は、2013年10月から17年12月までの間に、ロンドン北部フィンチリーのロスの自宅で、あと2件は2017年にイングランドのシュールズベリーのホテルと2018年5月にフランスで開催されたカンヌ国際映画祭の最中に起こったものとされている。

 ちなみに同映画祭と同じ月にロスはスパンダー・バレエに初参加していた。

 オリジナルシンガー、トニー・ハドリーの代わりに同バンドに加入したロス、その前には同バンドのベーシスト、マーティン・ケンプと共演したロンドンのウエストエンドのミュージカル『ミリオン・ダラー・カルテット』でエルヴィス・プレスリー役を演じていた。

 ロスは加入から2年後に、『ディス・モーニング』に出演した同グループから、オンエア中に解雇を発表されたこともついて、後に恥と屈辱で命を絶ちたいと思ったと以前明かしていた。

 一方同バンドはロスをクビにした後、トニーが戻ってこない限りパフォーマンスをするつもりがないことを発表している。

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