大物俳優夫妻の娘で人気モデル 過去のレイプを告白「誰にも話さなかった。恋人、両親にも」
人気モデルのアイルランド・ボールドウィン(26)が10代の時のレイプ経験を明かした。先週、米連邦最高裁判所が中絶の憲法上の権利を認めた「ロー対ウェイド判決」を覆し、人工妊娠中絶を認めない判断を下したことに合わせ、TikTokを通して長年にわたるトラウマと負のスパイラルを告白したかたちだ。
俳優のアレック・ボールドウィンと女優のキム・ベイジンガーを両親に持つアイルランド。
「私のストーリーをシェアするわ。他の女性たちに自らのストーリーをシェアするかしないかに関係なく、サポートや愛を感じてもらいたいから」
「今日このストーリーを話すつもりじゃなかったけど、私はティーンエイジャーの時にレイプされた。それが起こった時は完全に意識を失っていたの。それで私の残りの人生が変わったわ」
「当時私はそれについて誰にも話さなかった。何年も。それについて知っていたのは唯一、その後に私を世話してくれた看護師だけ。当時のボーイフレンドにさえ言わなかった。両親にも誰一人として」
「より一層お酒を飲み、より一層パーティーをし、ドラッグをした。虐待的で有害な交際、友人関係の中にあった。自分の気分を紛らわせるために何でもやったわ」
そしてオンラインで自身の経験をシェアする女性たちを見て、励まされたとしてこう続ける。
「自分のストーリーをシェアするたくさんの勇気ある女性を見て、自分がもし妊娠していたらと考える。当時自分が経験していた様々なことの上に赤ちゃんを育てなくてはいけなかったとしたらって」
「私は医療が受けられる上、お金やサポートもあるけど、多くの女性達はそれらを持っていない。とにかくトラウマ的で大変ことになっていたと思う」
さらに、自身の中絶経験についても続けた。
「ボーイフレンドがいて、妊娠したことについても言っておく。当時私たちは一緒にいて幸せじゃなかった。彼の方は子供も持ちたくないし結婚もしたくないことがはっきりしていた。彼は真剣な交際を全く望んでいなかった。私は中絶を選択した。お互い憎しみ合っている2人の間に生まれることの意味がわかっていたから。赤ちゃんを産んで養子に出すこともできたかしら?そうだったかもしれないし、そうじゃなかったかもしれない。けど自分の経済的安定もなく、愛を持ってサポートしてくれるパートナーもいなくて子供を育てる選択肢は私にはなかった」
「私は自分を選んだし、また自分を選ぶと思う。あなたの人生、あなたの選択よ」