薬物密輸入容疑でロシアで拘束中のブリトニー バイデン米大統領に助けを求める
女子プロバスケットボール選手のブリトニー・グライナー(31)が、ロシアから永遠に釈放されないのではないかと恐怖を抱いているという。ロシアがウクライナを侵攻する数日前に、同国で薬物密輸容疑で逮捕されたブリトニーが、アメリカの独立記念日である4日に「私を忘れないでほしい」とジョー・バイデン米大統領へ向けた公開書簡の中で綴っている。
E!ニュースが入手した同書簡の中でブリトニーはこう話す。
「ロシアの刑務所で、妻や家族、オリンピックユニフォーム、過去の功績による保護なしに、孤独に自らの思考と共に座りながら、ここに永遠にいるのではないかという恐怖におののいています。7月4日には、私の家族は普段、ベトナム戦争に行った私の父を含めた私達の自由のために戦った人々を称えます。私にとって今年は、自由の意味が全く異なることから、いつもこの日をどう祝ってきたかということを考えると胸が痛みます」
そしてオリンピック金メダリストのブリトニーは、自らや囚われているほかのアメリカ人の解放へ向けて「出来る限りのこと」をしてほしいとバイデン大統領に懇願している。
「私やアメリカ人拘留者のことをどうか忘れないでください。私達が帰国できるよう出来る限りのことをしてください。私は2020年に初めて投票し、あなたに投票しました。あなたを信じています。私はあなたが回復の手助けをしてくださる自由があれば、まだ多くの良いことが出来ます。私は妻や家族、チームメートが恋しいです!彼らが今、非常に辛い思いをしていると知り、私も苦しいです。私の帰国へ向けてあなたが今してくださることに感謝します」
ブリトニーは13年のWNBAドラフトでフェニックス・マーキュリーにドラフト全体1位で指名。アメリカ代表としてリオデジャネイロオリンピックと東京オリンピックで金メダルを獲得。19年に同性婚している。